原稿の依頼があり、
三浦綾子さんがお書きになった
「愛の鬼才」を読み直していた。
この本の主人公は、
北海道で愛に生きた
西村久蔵。
こんな人がいたのかと
驚きと感動が与えられるとともに、
愛に生きるとはどういうことかを
鋭く問われる一冊だと思う。
本の中で、
西村氏が、札幌商業学校で
学生たちに聖書を教えていたときのことが
書かれている。
西村氏は、
授業を始めるにあたり、
無言でくるりと学生たちに背を向け
黒板に大きく、
「感激なきところに人生なし」
と書いた。
キリストと出会い、
救われた感激が
氏の生きる原動力だったのだろう。
このひと言が、今
僕の心の中で
ずっとこだましている。
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